少年科学館の春夏秋冬 | 平成26年度版

目次

  • 3月の科学館 早春探し

    3月になると暖かな日差しの日が多くなり、春の訪れを感じさせる植物が見られるようになります。今回は、科学館の周りで「早春さがし」を行ってみました。

    • 梅の木

      紅梅

      2.ホトケノザ

      ツツジの植え込みの間にできた少しの地面に、ホトケノザがたくさん咲いて紫のジュウタンのようになっていました。なお、春の七草にあるホトケノザは、コオニタビラコのことで、この紫の花を持つホトケノザではないようです。

      ホトケノザアップ
    • 1.ウメの花

      2月のはじめ頃はまだつぼみだったウメの花が、今は満開に咲いています。
      ウメは、野生のウメから変化した種類、野生のウメから変化したもので枝や幹の内部が赤い種類、ウメとアンズとの雑種の3つの系統に分けられます。
      全部で300種以上あると言われています。 

      梅の花
      ホトケノザ

      ホトケノザ

    このあいだまでかたいつぼみだった花が
    あちこちでさきはじめたね。
    みんなのおうちの近くでは、どんな春の花がさいているかな?調べてみよう!
    ひかる

  • 2月の科学館 冬芽

    多くの植物は冬を前に葉を落とし、じっと春を待っています。冬の植物をよく観察すると、小さな芽のようなものをつけています。これは、冬芽(ふゆめ)といって、春になると伸びて葉や花になります。 冬芽は、植物によって様々な形をしているので、植物の種類を判断するのに役立ちます。生涯学習センターの植物の冬芽を紹介しますので、ご覧ください。

    生涯学習センターの庭にある植物の冬芽の写真が12枚載っています。

    冬芽ってなんだかかわいい形をしているね。
    ひかるはモクレンの冬芽が好きなんだ!モクレンの冬芽には猫の耳みたいな毛が生えているんだよ。
    きみはどの冬芽が好きかな? ひかる

  • 1月の科学館 クロマツとゴヨウマツ

    お正月を迎えるにあたって飾る「門松」にちなみ、1月はマツについて紹介します。

    • 黒松

      クロマツ

      五葉松

      ゴヨウマツ

    • 門松の絵

      1.群馬県の木「クロマツ」

       クロマツは、群馬県の木です。海岸にはクロマツが多く生え、内陸にはアカマツが多く生えています。それでは、なぜ海なし県の群馬県の木がクロマツなのでしょうか?それは、赤城山南面を中心に植林をしたのでクロマツが多くなっているからです。

      2.「クロマツ」と「ゴヨウマツ」

      生涯学習センターには、クロマツの他にもう1種類、マツがあります。それがゴヨウマツです。木全体が、何となくモコモコした感じになっています。

      クロマツとゴヨウマツの葉の違い。クロマツは2本、ゴヨウマツは5本の針状の葉がついています。

      葉をよく観察してみると、1か所から5本の葉が出ています。このことから、ゴヨウマツ(五葉松)と呼ばれています。クロマツは?というと、写真のように1か所から出ている葉は2本です。ゴヨウマツは、庭木や盆栽で使われることが多く、また、「ご用を待つ」ということで商売をする人にとって縁起のよい木だと言われています。

    赤城山にクロマツの植樹(しょくじゅ)をはじめたのは、上毛カルタ「ろ」でおなじみの労農(ろうのう)船津伝次平(ふなつでんじべえ)だよ。
    木を植えて水不足を解消したんだって!
    ひかる

  • 12月の科学館 メタセコイアとラクウショウ

    • 生涯学習センターのラクウショウとメタセコイアの写真木

      手前がラクウショウ、奥がメタセコイア

      対生と互生の違いを表すイラストです。対生は葉が左右同じ位置に、互生は互い違いについています。
    • 1. 見分けられるかな?

      生涯学習センターのゲートボール場東側にたくさんの樹木があります。その中に一際太く、高さ10mほどになる大きな木が4本あります。この4本の木は、同じ種のように見えますが、落葉前の葉をよく観察すると2種類あることに気づきます。1つは、「対生(たいせい)」という葉のつき方をしているメタセコイアという種で、左右同じ位置に葉がついています。もう一つは、「互生(ごせい)」という葉のつき方をしているラクウショウという種で、互い違いに葉がついています。

      この2種類の木は、葉のつき方によって見分けがつくのですが、落葉樹のため、葉を落としきった冬には見分けがつきにくくなってしまいます。

      メタセコイアの化石

      2. 生きている化石

       なお、メタセコイアは、はじめに化石として発見され、常緑樹のセコイアに似ていたのでメタセコイアと名づけられました。その後、中国で現存するメタセコイアが発見されたため、「生きている化石」とも呼ばれています。メタセコイアとセコイアは、葉のつき方が同じ「対生」で見分けがつきにくいのですが、冬に葉がついているかどうかで簡単に見分けることができます。似た植物でも、ちょっとした違いで種を見分けることができるのですね。

    葉っぱの形だけじゃなく、葉っぱのつき方で植物の種類を見分けられるんだね。
    みんなのおうちの近くの木は、どんな葉っぱのつき方をしているかな?調べてみよう!
    ひかる

  • 11月の科学館 イチョウとカツラ

    秋が深まり、生涯学習センターの木々もだいぶ葉が落ちてきました。その中を歩いていると、どこからかあまい香りがしてきたり、ちょっと臭いにおいがしてきたりします。その正体を探ってみました。

    • 生涯学習センター正面入り口前にあるカツラの木

      カツラの木

    • 1. カツラ

      あまい香りは、生涯学習センターの入口の左側あたりから漂ってきます。そこにあるのは、6月の根の説明で紹介したカツラです。
      カツラの葉が紅葉し、ぱらぱらと地面に落ちています。この葉から、あまい香りが発せられています。香りの元は、香料や食品添加物としても用いられているマルトールという物質です。カラメルやパンなどを焼いたときにもできる物質なので、どんなあまい香りか想像していただけるのではないでしょうか。

      カツラの落ち葉
    • 2. イチョウ

      秋になって、ちょっと臭いにおいのする樹木と言えば、イチョウです。そして、においの元はイチョウの実「ぎんなん」です。
      生涯学習センターの敷地内や周りの道路にはたくさんのイチョウの木があります。ところが不思議なことに、ぎんなんの落ちている木と落ちていない木があるのです。これはどうしてでしょうか?

      イチョウの落ち葉と銀杏の実

      イチョウは、おしべとめしべのある花をもつサクラやウメの木とちがって、おしべの役割を持つ雄株とめしべの役割を持つ雌株に分かれています。ですから、ぎんなんができるのは、雌株のイチョウの木のみということになります。ちなみに、道路に街路樹として植えてあるイチョウは雄株のようで、ぎんなんが落ちていません。

    • イチョウは街路樹として植えられています。

      街路樹として植えてあるイチョウ

    さて、ぎんなんのにおいの元は、酪酸とペプタン酸という物質です。この2つの物質は、人間の足の悪臭の原因だと言われていますので、誰にとってもあまりいいにおいではないようですね。

    カツラのあまいかおり、ぎんなんのにおい。かいだことあるかな?生涯学習センターに来たら、庭の植物の観察もしてみてね。今ならどんぐりもたくさん落ちているよ。
    ひかる

  • 10月の科学館 ヒイラギとサザンカ

    駐車場に下りると、あまくてやさしい香りがただよってきます。足の行く方向にすすんでいくとそこにあるのはヒイラギの木。白い細かい花がいっぱいついて虫も集まってきていました。
    植物それぞれに1年の過ごし方があり、今葉を落としたり、緑のままの葉をつけていたりしていますが、冬に咲く花を見つけてみることにしました。

    • 1.ヒイラギ

      柊の木

      少年科学館のヒイラギ

      あまい香りの元、ヒイラギは、モクセイ属のキンモクセイに似た香りがあります。
      ヒイラギの花の時期は11月から12月で、白い小花が密生(みっせい-すきまなく生えること)します。
      原産は東アジアで、日本では関東より西の本州、四国、九州、琉球の産地に自生します。葉は、対生(たいせい)、ふちには先が鋭い刺(とげ)となった鋭鋸歯(えいきょし)があります。老樹(ろうじゅ)になると葉の刺は次第に少なくなり葉は丸くなってしいます。 ヒイラギは、庭木の中では病害虫に強い植物です。

      柊の白い花
    • 2.サザンカ

      サザンカの花

      童謡「たきび」の歌が思い起こされますね。葉縁がギザギザで、花弁はばらばらに散ります。
      開花は10月~2月花の少ない晩秋から初冬にかけて咲きだします。それから、長い間咲き、正月を過ぎても楽しめます。耐陰性、耐潮性があり、刈り込みに耐え、生け垣にすることが多いです。種子から油をとり、食用、頭髪用にもなります。

      原産は日本で、江戸時代オランダ商館の医師が自国に持ち帰りヨーロッパに広まったので、学名も英名もサザンカです。

      サザンカを含むツバキ科の植物は熱帯から亜熱帯に自生しています。その中で、ツバキ、サザンカ、チャは温帯に適応し、日本が北限の珍しい種だそうです。

      サザンカの花がたくさん咲いています

      少年科学館のサザンカ

    童謡「サザンカ サザンカ 咲いたみち たき火だ たき火だ 落ち葉たき・・・」が聞こえてきそうです。
    みなさんも冬にも咲く花を見つけてみましょうね。
    ひかる

  • 9月の少年科学館 ニシキギ

    空が高くなり、風も冷たくなってくると、こうよう(紅葉・黄葉)の便りがあちこちから届きます。外に出て、周りの木々を見てみましょう。

    1.こうよう(紅葉・黄葉)

    植物は一年に一度「お化粧」をするといわれています。
    葉が落ちる前に、赤や黄色になります。それが、秋のこうようですね。赤色になることを紅葉、黄色になることを黄葉、と分けていう場合もありますが、区別が難しく一般的には紅葉として扱われます。

    • センター入口近くにも紅葉した木々が見えます

      生涯学習センター正面入り口

      生涯学習センターの2階の窓からは庭の木々の紅葉が見えます

      生涯学習センターの庭

    • 赤く色づいたハナミズキ

      少年科学館のハナミズキ

    2.紅葉のしくみ

    美しい紅葉はどのようにしておこるのでしょうか。

    まずは葉の役割を思い出してみましょう。

    葉は光合成と呼吸を同時にしています。光合成は糖分を作り呼吸は消費しているのでしたね。
    (「少年科学館の春夏秋冬」5月、葉っぱの役割を見てね。)

    1. 夏の楓の葉を表したイラストです

      葉の中には、緑色の色素の「クロロフィル」と黄色の色素の「カロチノイド」などがあります。

      葉で作られた糖分はくきを通り、全体に運ばれます。

      秋になって気温が下がると…

    2. 気温が下がると…
      気温が下がってきた時の楓の葉

      離層ができ、葉でできた糖分がくきに送られなくなります。

      離層
      葉の付け根のところにでき、取れやすい組織。
      植物から見ると、葉を落として身軽になれるように離層ができます。
    3. 紅葉がはじまります
      紅葉が始まった時の楓の葉のイラスト すっかり紅葉した楓のイラストです。緑のクロロフィルはすっかりなくなりアントシアンが増えました

      糖分は葉の中で赤い色素のアントシアンに変わり、同時に緑の色素クロロフィルが分解されます。

      • 紅葉:葉の中のアントシアンが多くなり、葉の色が赤くなる
      • 黄葉:葉の中のクロロフィルが少なくなり、カロチノイドの割合が多くなって、葉の色が黄色くなる
      銀杏の黄葉の様子を表したイラストです。

      その後、葉は枝から落ちます。

    3.少年科学館のニシキギ 世界3大紅葉

    • ニシキギの木をアップで写した写真です。

      少年科学館のニシキギ

    • ニシキギはモミジ・スズランノキと並んで世界三大紅葉樹に数えられます。紅葉は錦(にしき)とたとえられます。ニシキギの名前が表しているように、紅葉の代表的な樹木なのですね。

      真っ赤に紅葉したもみじの木 真っ赤に紅葉したニシキギ

    秋が深まってきているので、紅葉は山から里へと舞台を変えているね。
    これからでも、いろいろなところで、紅葉をたくさん楽しめるそうだよ。
    ひかる

  • 8月の少年科学館 アべリア 花

    • 5つの花弁をつけた白いアベリアの花

      アベリア

    • アベリア

      この花を見たことがありますか。歩いたり、車に乗ったりしているとよく見かける花ですね。

      アベリアといいます。アベリアの花は釣鐘状で香りはかなり強く、咲いている期間は、春から秋とかなり長いです。少年科学館の南西、高等学校との境の生け垣にもあり、ハチやチョウが集まってきています。

      酷暑の8月でも花をつけているので、蜜を吸うためにハチやチョウがたくさん集まるのです。

    1.花から果実へ、そして種子に

    • 花の作り

      花のつくりは種類によっていろいろですが、花の中心から外側へめしべ、おしべ、花弁(かべん)、がくの順になっています。

      めしべ先の方を柱頭(ちゅうとう)、元を子房(しぼう)という。子房の中には胚珠(はいしゅ)という小さな粒が見られる。
      おしべ先の方は袋状になっていてやくとよばれ、やくの中には花粉が入ってます。
      種子(たね)

      めしべの柱頭に花粉がつき受粉すると子房や胚珠が大きくなります。そして、子房は果実に、胚珠は種子になってきます。

    • 花の断面図

    2.アオギリの果実

    • アオギリの果実の写真。葉っぱみたいな形の果実の心皮に小さな丸い実が付いています。

      これは前回紹介したアオギリの果実です。
      葉っぱのようにみえる部分は、心皮(しんぴ)という果実の皮です。 今ふちに実のついた舟形の果実が風に舞って、くるくると落ちてきています。

      右の動画は少年科学館で撮影した、アオギリの果実が落ちるところです。葉っぱの動きがわかるかな?

    • アオギリの果実が落ちるところの動画を再生します。
      Flashファイルの再生にはFlash Playerが必要です。

    「百聞は一見にしかず(ひゃくぶんはいっけんにしかず)」 少年科学館にはアオギリの果実が取ってあります。少年科学館に来てアオギリの果実の落ちる様子を試してみませんか。 受付で「アオギリを落としてみたいです。」と声をかけてね。お待ちしています。
    ひかる

  • 7月の少年科学館 アオギリ 花

    ヒマワリ、アサガオ、ネジバナ、カンゾウ、ムラサキカタバミ、マツヨイグサ、サルスベリ、キョウチクトウ、ムクゲ・・・・・
    庭に、花壇に、野山に、道ばたに鮮やかな色の花たちが夏空の下で元気に咲いています。今月と来月はこの美しく咲いている花について調べることにしました。

    • アオギリ

      青桐の木

      生涯学習センターのアオギリ

      アオギリは、幹や枝は太くて明るい緑色で表面は滑らかです。6~7月、枝先に集まって円錐形になり多数の小さな花が咲きます。

    • 1:花

      ひまわりの花 芙蓉の花 朝顔の花

      花のとらえ方は古今東西いろいろありますが、種子植物にとって子孫を増やすために大切な仕事をするところというのが今のとらえ方です。

      2:花が美しいわけ

      草がいっぱいのところでも花は目立ちます。それは、元々花は目を引くようにできているからです。
      ただし、花が目を引きたいのは人ではなく、鳥や昆虫です。鳥や昆虫には、花粉を運んでもらうという大事な仕事をしてもらわねばならないのです。
      鳥や花を誘うようにいろいろな色をつけてきたのが、人の目も引き、美しいと感じ取られるようになったのですね。

      アオギリの花

      アオギリの花

    3:いろいろな花の形と花のつき方

    (1)いろいろな花の形(一つの花)

    花にはいろいろな花の形があり、種類によってだいたい決まっています。

    ヒルガオの花
    ヒルガオ科の花 ろうと形
    花びらがろうとのような丸い形をしています。
    しその花
    シソ科の花 くちびる形
    花びらがくちびるのように上下に分かれた形をしています。
    なでしこの花
    ナデシコ科の花
    花びらは5枚に分かれ、筒状のがくの先に開きます。
    ラン科の花
    ラン科の花
    がくとはなびらが3枚ずつで、下のはなびらはくちびる形です。
    (2)いろいろな花序(花の集まり)

    種類毎に花の付き方も順番も決まっています。

    穂状花序のイラスト。軸にしたから順番に花がつきます。
    穂状花序すいじょうかじょ
    柄(え)のない花が細長い軸に集まってつきます。
    例:ネジバナなど
    頭状花序のイラスト。逆さにしたお皿のような頭に外から順番に小さなお花がついています。
    頭状花序とうじょうかじょ
    花の柄が短い小さな花が枝先に集まってつきます。
    例:ヒマワリなど
    散形花序のイラスト。軸の先から放射状に花の柄がついています。
    散形花序さんけいかじょ
    軸の先からほぼ同じ長さの花の柄が出ます。
    例:タンポポなど
    複散形花序のイラストです。軸の先から放射状に枝が出ており、枝の先から放射状に花の柄がついています。
    複散形花序ふくさんけいかじょ
    散形花序がさらに同じように枝分かれしたものです。
    例:セリ・ニンジンなど

    ここに取り上げたもののほかにもたくさんの花の形や花の集まり方があります。そしてその一つ一つ違うんです。なんだか金子みすゞの詩「みんなちがってみんないい」を思い起こしますね。
    ひかる

  • 6月の少年科学館 カツラ 根の役割

    みなさんは「根」のつく言葉ときいて、何が思いうかびますか?
    「根本(こんぽん)」「根底(こんてい)」「根に持つ」「根も葉もない」「花は根に鳥は古巣に帰る」など「根」が使われている言葉やことわざはたくさんあります。
    どの言葉にも共通しているのは、「根」は”もと”という意味だということです。

    根は、見えない地下の部分で大切な仕事をしています。今回は普段あまり見えない、根について調べてみます。

    • 根のしくみと役割

      1.根のしくみ

      植物の根には二つの種類があります。違いを観察してみよう。

      根っこの種類。左に主根と側根、右にひげねの図があります

      左:ひげ根 右:主根と側根

      ひげね

      同じくらいの太さの根がたくさん出ています。

      例:イネ・ユリ・ムギ・トウモロコシ

      主根と側根

      太い根がありその根から細い根が出ています。

      例:アブラナ・サクラ・アサガオ

      「ひげね」「主根」「側根」などどの根にも、毛のような「根毛」がたくさん生えています。

      2.根の主な役割
      • 水分や養分を吸収します。
        細かく枝分かれした根の先端近くには根毛がたくさん生えています。水分や養分は根毛から吸収され、茎へ運ばれていきます。
      • 根は地上に出ている部分を支えます。
    • 根の生長 広く?深く?

      根の生長はまだ分からないことが多く、現在研究されています。
      今わかっているのはこんなことです。

      • <深く伸びる> 根の深さ
        • 根の深さは比較的早く伸びなくなります。
        • 根の伸びる量は、水平方向より垂直方向のほうが小さいです。
      • <横に伸びる> 根張り

        根が土の中に伸び広がることを「根張り」といいます。

        • 木の高さや根の直径が大きくなるほど、根張りも大きくなります。
        • 根張りは枝張りの範囲を超えます。
      根張りと枝張りを表したイラストです。根のほうが大きく広がっています。

      ※植物の種類によって変わるけれど、根張りはとても大きいんだね。
      また根張りをすればするほど木や草は大きくなっていきます。

    • かつらの木

      カツラの木

    • カツラの木

      桂の木のアップ新緑の葉が美しいです。

      生涯学習センターの正面の左側には5本のカツラの木があります。
      カツラの木の根は、根張りは集中し、地中深く根が生長しのびるそうです。
      たとえば4.5メートルの高さのカツラの木ならば、根張りは直径4.2メートルぐらいになるということです。

    根は縁の下の力持ちだね。
    草や木を植えるときは、根が十分に生長できるような広さと深さにできるといいね。
    ひかる

  • 5月の少年科学館 トチノキとシラカシ 葉っぱの役割

    木々が大きく大きく空へ伸びていく季節になりました。少年科学館のたくさんの木も葉を茂らせ大きくみえます。そこで5月は葉っぱについて紹介します。

    • 生涯学習センターにあるトチノキとシラカシ

      トチノキとシラカシ

    • 1:葉っぱの役割

      1:養分と酸素をつくる

      葉っぱは昼間、光合成をしています。
      葉っぱの中にある葉緑体(ようりょくたい)で二酸化炭素と水から、養分と酸素を作り出します。

      光合成のモデル図。二酸化炭素と水から養分と酸素が作られます
      2:エネルギーをつくる

      葉っぱは昼間も夜も呼吸しています。呼吸により光合成でできた養分をエネルギーに変えます。

      3:水

      葉っぱは植物の体の中の水分を調節しています。

    • 2:もっと光を~光を求める葉~

      木や草は他の場所へは動けません。自分のいる場所でうまく(効率よく)太陽の光を取り入れて、自分の仕事ができる(役割を果たせる)ような枝や葉の並び方やつきかた、葉っぱのかたちに成っています。

      植物を観察して調べてみましょう。
      葉っぱや枝はどんなふうについているかな?

      葉っぱが重ならないように!
      ホウセンカとヒマワリの葉のつきかたを上から見た図。どちらも葉が重ならないように少しずつずれていることがわかります。

      上の図を見てみましょう。これはホウセンカ(左)とヒマワリ(右)を上から見た様子です。葉っぱが重なり合わないように少しずつずれていますね。こうすると一枚一枚の葉っぱにより多くの光があたるのです。

      トチノキの茎(くき)に近い部分の葉が細くなっているのも、葉っぱが重なり合うのをさけるためです。

      枝同士が重ならないように!

      枝も葉っぱと同じです。枝同士が重なりあわないように少しずつずらし、積み重ねるようにして成長します。

    • トチノキの葉

      <トチノキの葉>
      茎の近くの部分の葉っぱが細くなっています

      シラカシの葉

      <シラカシの葉>
      高く大きく生長します

      もっと高く!もっと大きく!

      周りにたくさんの植物が生えていると、混み合っているところや低い方の葉っぱには光があまりあたりません。シラカシのような木は高く大きく生長することで、他の植物にじゃまされずに葉っぱにたくさんの光が当たるようにしているのです。

    センターには、他にも木や草がいっぱいあるよ。
    いろいろな木や葉の葉っぱを上から下から、近くから遠くから見てみようね。
    ひかる

  • 4月の少年科学館 クスノキ

    これから一年間、少年科学館のある群馬県生涯学習センターで見られる、季節の植物を紹介します。
    ぜひ、生涯学習センターに来て、自分の目で本物を観察してみてください。

    • クスノキ

      生涯学習センターの正面にあるクスノキ

    • クスノキ

      1:クスノキは常緑樹(じょうりょくじゅ)

      常緑樹というのは一年間ずっと緑色の葉っぱがある木のことです。ではクスノキは落葉(らくよう)しないのでしょうか?
      いいえそんなことはありません。
      4~6月にかけて新緑が出始めると、古い葉が落ちます。 一週間くらいのうちに全ての葉を落とし、新しい葉に代わります。

      クスノキの落ち葉

      2:常緑樹の葉の寿命(じゅみょう)は?

      短いもので1年数ヶ月。長いもので5年以上。

      3:葉の寿命は何で決まるのかな?

      光合成を活発にした葉は寿命が短くなります。日かげなどの葉は光合成をあまりしなくなるので長くなることが多いです。

    • 日時計

      生涯学習センターの広い庭

      少年科学館の広い庭には、日時計もあります。
      太陽が作る影で今の時間がわかるんですよ。
      科学館展示室のチャレンジシートに挑戦すると、ペーパークラフトの日時計をもらえます!他にも天球儀や星座早見盤など楽しいペーパークラフトがたくさんあります。ぜひ挑戦してみてください!

    • 少年科学館の日時計

      日時計

    科学館の庭には他にもたくさんの植物があります。
    晴れた日には芝生でお弁当を食べるのも気持ちがいいですよ。
    みなさんが遊びにきてくれるのをお待ちしています!
    そのときは科学館入口にいるぼくにも話しかけてね。
    ひかる