少年科学館の春夏秋冬

目次

  • 3月の科学館 冬芽からつぼみ、そして花へ(ハクモクレン)

    • センターの南側でハクモクレンの冬芽を見つけました。

      ハクモクレン写真

      ハクモクレン

      ハクモクレン写真

      ハクモクレン

      ハクモクレン写真

      ハクモクレン

    • 1.ハクモクレン

      ハクモクレンの白い花が開くと穏やかな香りが漂います。花びらは太陽の光を受けて南側がふくらむため、花先は北側をさすことになります。そのため、「磁石の木」と呼ばれることもあるようです。花びらのように見える白い部分は9枚有り、6枚が花びらで3枚ががくです。

      ハクモクレン写真

      ハクモクレン

      2.コブシ

      コブシ写真

      コブシ

      ハクモクレンの白い花とよく似ている花にコブシがあります。同じ頃咲き、同じような白い花ですが、見分けるのは花と葉です。ハクモクレンの花は、大きくて厚い花びらでななめ上を向いて開き、花が咲いているときは葉がないのです。コブシの花は、少し小さくて薄い花びらが6枚で横に大きく開いて、花が咲いているとき葉が一枚あります。

    これから咲くハクモクレンの白い花の香りも楽しみに、科学館へ遊びに来てね。ヒカルも待っています。ひかる

  • 2月の科学館 ウメ

    • 寒さの中に咲く花といえば何を思い起こしますか。ウメもその一つですね。

      梅

      ウメ

      1.ウメ

      モモやサクラと花の付き方が違い、一節に花が一個つくだけなので華やかな感じは少ないですが、「ウメが咲き始めた」といううれしさは格別ですね。時期的にも張り詰めた空気の中で一段と色や香りが引き立ちます。そして、ウメは咲くのも散るのもゆっくりなので長く楽しめます。

    • 2.ウメに関係することば

      「梅に鶯(ウグイス)」:組み合わせの良いこと
      「東風ふかば にほいおこせよ梅の花 主なしとて春な忘れそ」:梅を好んだ菅原道真。左遷されて太宰府(福岡県)に向かうとき、庭の梅に別れを告げて詠んだ歌です。
      「塩梅(あんばい)」:料理の味加減、物事の加減。何事もちょうど良い加減にできると良いですね。

      梅 梅

    「ウメ」を使ったことばは他にもありそうですね。ウメの枝にウグイスは来ているでしょうか。科学館に来て見つけてみましょう。ひかる

  • 1月の科学館 ロウバイ

    • 南の駐車場から科学館に向かって歩いているといい香りが漂ってきました。ロウバイです。

      ロウバイ

      ロウバイ

      1.ロウバイ(ワロウバイ)

      ロウバイは、唐(昔の中国の名前)からきたので「カラウメ」とも呼ばれています。
      名前にバイ(梅)がついているため、ウメの仲間のバラ科サクラ属と思われがちですが、ロウバイ科ロウバイ属です。
      特徴は、蝋細工のような透き通る質感と優しいつや、そこはかとない甘い香りです。

      ロウバイ

      ロウバイ

    • 2.庭木で楽しむ

      生涯学習センターにある「ワ(和)ロウバイ」の他に「マンゲツロウバイ」「ソシンロウバイ」があります。
      「ワロウバイ」は和をつけずにただの「ロウバイ」ともいうことがあり、おそらくこれがロウバイの原種ではないかといわれています。また、和といっても原産は中国です。花びらが他の物よりも細いのが特徴で、中心部は深紅色となっています。

      ワロウバイ

      「マンゲツロウバイ」はきれいな濃い黄色と花の中心の紅紫色の縁取りが特徴で、花びらは丸みがあります。

      マンゲツロウバイ

      「ソシンロウバイ」は花の中心に深紅色がなくて透き通るような黄色一色の花びらです。

      ソシンロウバイ

    黄色のつぼみや花は冬の木々の中スポットライトを当てたように浮かび上がるね。
    今年もプラネタリウムを楽しんだり、実験コーナーで科学工作をしたり、花や鳥を探したりしてヒカルに会いに来てね。ひかる

  • 12月の科学館 ヤツデ

    • 大きな手のひらのような葉っぱを見つけました。ヤツデです。

      ヤツデ

      ヤツデ

      1.ヤツデ

      ヤツデは日本原産で、厚みのある深い緑色の葉はつやがあり、葉の縁は細かいぎざぎざになっています。また、「八つ手」の文字通り手のひらの形をした葉は、7つか9つ、11など奇数に裂けていて、8つに裂けることはまれです。白くてまあるく、甘い香りの花は、他の花が少ない時期に咲くので暖かい日にはハチやアブなどが多く集まります。

      ヤツデ

      ヤツデ

    • ヤツデ

      ヤツデ

      2.ヤツデと生活

      暮らしの中では庭木として見かけますね。冬にも大きな葉が茂っているので目隠し用になっているようです。また、大きな手のような葉が人を招く「千客万来」という縁起の良さや大きな葉っぱが魔物を追い払うということから玄関先にも植えられるています。なお、日向だけではなく、日陰でも元気に育つようです。

      ヤツデ

      ヤツデ

    花が少なくなったこの時期、センターに来てツデやサザンカなどの花を見つけてみてね。待ってます。ひかる

  • 11月の科学館 イチョウ

    • 南の駐車場を降りて東を見上げると、黄色く色づいたイチョウが目につきます。

      イチョウ

      イチョウ

      1.イチョウ

      イチョウは秋の黄葉を代表する樹木です。
      (赤く変わることを紅葉、黄色や黄褐色に変わることを黄葉といいます)
      全国で普通に見かけるイチョウは、いかにも広葉樹のようですが、10月にとり上げたイチイと同じ針葉樹の仲間です。また、イチョウ科の植物は中生代から新生代にかけて世界的に繁栄し、世界各地で(群馬でも発見されています)化石が発見されています。けれども氷河期にほぼ絶滅し、イチョウはただ一つ現在見られる種となっています。

      イチョウ

      イチョウ

      イチョウ

      イチョウ

    • 2.街路樹としてのイチョウ

      生涯学習センターの周りには、街路樹としてイチョウが植えられている通りがあります。実は、前橋の「市の木」の一つがイチョウとなっています(ちなみに、もう一つはケヤキです)。そうしてみると、前橋の街ではイチョウやけやきの木をよく見かけますね。

      イチョウ

      イチョウ

      イチョウ

      イチョウ

    日に日に変わっていくイチョウ。センターに来て、今日のイチョウはどんなかなと見上げてみてくださいね。 ひかる

  • 10月の科学館 イチイ

    • センターの北東、信号の近くにはイチイの木があります。

      1.イチイ

      イチイはアララギ、シャクノキ、オンコ、スオウともいわれ、沖縄を除いた日本全国で見られます。葉は濃緑色で、線の形で先はとがっていますが、柔らかくて触ってもそれほど痛くはありません。実は9,10月の頃赤くなります。その姿は、赤い湯飲みの中に丸い種が入っているように見えます。赤い皮と身(実?)の所は甘いようですが、中の黒い種子は有毒ということです。

      イチイ

      イチイ

      イチイ

      イチイ

    • 2.針葉樹

      イチイは針葉樹という仲間の一つです。針のような葉を持つ種類が多いので針葉樹と名付けられていて、雄木と雌木に分かれていて種子になる部分が外から見えるようになっています(裸子植物)。
      センターにあるマツやカイヅカイブキなども針葉樹です。

      針葉樹

      マツ

      針葉樹

      カイヅカイブキ

    一寸法師なら赤い実の中に入れるでしょうか。
    科学館に来てイチイを見つけてみましょう。 ひかる

  • 9月の科学館 キンモクセイ

    • キンモクセイの花が咲いていました。

      1.キンモクセイ

      「モクセイ」というと一般的に「ギンモクセイ」をさし、原産は中国。九州、四国、本州など暖かいところで植えられています。「モクセイ」という言葉だけでも自然に香りが思い起こされ、漂ってくるような気がします。香りの元は花。花は一つの所に束のようになって咲いています。1つの花におしべ2個とめしべ1個がありますが、どちらかが退化しているため雌雄異株になっています。日本では全部雄株ということです。

      キンモクセイ

      キンモクセイ

      キンモクセイ

      キンモクセイ

    • キンモクセイ

      2.香りのある花

      センター南の駐車場、西側の生け垣では今年もアベリアの香りがしています。そして、虫もたくさん集まっています。
      何のために草花や木は香りを出しているのでしょうか。香りには、昆虫などを引き寄せる、害虫などがよってこないようにする、微生物からの感染を防ぐなどの役目があるようです。

      アベリア

      アベリア

    少年科学館の北側にも南側にもキンモクセイがあります。花がたくさん咲くか見に来てくださいね。 ひかる

  • 8月の科学館 ヘクソカズラ

    • 筒の形をしている白くて中心が紅紫のかわいらしい花を見つけました。ヘクソカズラです。

      ヘクソカズラ

      ヘクソカズラ

      1.ヘクソカズラ

      ちょっと衝撃的な名前の植物ですが、葉や茎などがイヤなにおいを放つためこの名前がつけらたようです。花の形が、灸を据えた跡のようなので、ヤイトバナ(灸花)とも呼ばれています。乾いた実はしもやけやあかぎれなどの薬になるということです。

      ヘクソカズラ

      ヘクソカズラ

    • 2.つる植物

      つる植物は、つる草、かずら、かつらなどともいわれます。自分で体を支えずに、ほかの樹木について高いところや平らなところなどに、茎がグングン伸びていきます。だから、茎は伸びるだけで太くなる必要はなく、葉は太陽の光をたくさん受けることができます。

      つる植物

      つる植物

    高いところまで伸びたり、横に広がったりしている草もあるね。センターにも見つけに来てね。
    ひかる

  • 7月の科学館 セミの抜け殻

    センターの芝生の広場の木に、セミの抜け殻を見つけました

    • セミの抜け殻の写真

      セミの抜け殻

      1.セミ

      日本では主に夏見られるセミの成虫は、卵、幼虫と変わった次の姿です。地下の生活は幼虫で3年から17年くらい、地上に現れた成虫では1ヶ月くらいといわれています。セミは、はかない例えにあげられますが、幼虫からの寿命はわりと長いのですね。

      セミの写真

      2.セミの抜け殻

      "声はすれども姿は見えず"セミの成虫はなかなか近くで見ることができませんね。けれども、長くそのままの姿でいて雨などにも強い抜け殻は見つけやすく、近くで見ることもできます。実は、抜け殻で、セミの種類がわかるので、調査にも使われています。

    • 3.ニイニイゼミの抜け殻

      泥のついているセミの抜け殻は、ニイニイゼミ。地上に出たとき乾燥するのを防ぐため、自分の尿を体につけてくるので、泥がついているのです。セミの抜け殻のある木の根元あたりには、セミの幼虫がでてきた穴を見つけることができます。

      セミの抜け殻の写真

      ニイニイゼミの抜け殻

      セミの幼虫がでてきた穴の写真

      セミの幼虫がでてきた穴

    センターには、ニイニイゼミの他にどんなセミの抜け殻があるかな?
    見つけてみてね。 ひかる

  • 6月の科学館 キンシバイ

    • 濃い緑の中ひときわ黄金の光を放つキンシバイが咲いています。

      1.キンシバイ

      中国原産で1760年頃日本に来たといわれています。枝は下に垂れる性質があり、花びら5枚は巴のように並びあまり大きく開きません。おしべは花びらより短い。和名は「金糸梅」

      キンシバイ

      キンシバイ

      キンシバイ

      キンシバイ

    • 2.ビヨウヤナギ

      生涯学習センターにはありませんが、キンシバイににていて本格的な夏の訪れを告げる黄金色の花があります。
      ビヨウヤナギです。キンシバイと特に違うのは花びらの形とおしべの数と長さです。花びらは細長く、キンシバイより大きいです。また、キンシバイより多くて長いおしべです。

      ビヨウヤナギ

      ビヨウヤナギ

      ビヨウヤナギ

      ビヨウヤナギ

    東側の道路沿いにあるキンシバイの花を見たり、少年科学館の展示室やプラネタリウムなどで遊んだりしてね。
    7月2日からはプラネタリウムの投影の仕方が新しくなって楽しい番組が見られるよ。
    ひかる

  • 5月の科学館 スギ

    • 「光の道」にあるぐんまちゃんはどんな材木でできているのでしょうか。

      ぐんまちゃん

      スギです。
      しかも群馬県産です。

      1.スギ

      スギは日本固有の植物で、登場は中生代(今から約2億5200万年前から約6600万年前。ほぼ恐竜が出現し繁栄していた時代)
      古くから家の柱材、集成材などの大事な木材として使われてきました。
      よく割れるので、薪割りのように割ると、角材から板材まで作ることができます。
      樹皮は外壁や屋根、葉は乾かして線香に使われています。

      2.群馬県産のスギの作品

      椅子

      生涯学習センターのソファー

      デッキ

      生涯学習センターのウッドデッキ

      ぐんまちゃん家

      少年科学館ぐんまちゃんのふしぎな部屋

    • 3.ラクウショウ

      生涯学習センター南側の芝生の広場に太くて大きなラクウショウという木があります。

      ラクウショウ

      これは、北アメリカ原産の落葉針葉樹で、別名ヌマスギとも言われます。広場には、ラクウショウに似たメタセコイアもあります。葉のつき方(ラクウショウは互生、メタセコイアは対生)が違うので、すぐに見分けられます。

      ラクウショウ メタセコイア メタセコイア

    少年科学館に来て、群馬県で育ったスギで作られた作品で遊んだり、作品を使ってみたりしてね。
    ひかる

  • 4月の科学館 種

    • センターの草木にも花が咲き、やがて種ができてきます。

      1.タンポポ

      タンポポ

      タンポポ

      駐車場の周辺にたくさんのセイヨウタンポポが咲いています。まあるい一つのタンポポの“花”は、一つ一つの花が集まっているものです。

      タンポポ

      タンポポ

      花びらがつながってひとひらに見える花を作り、さらにまあるく集まります。

      タンポポ

      花が咲き終わると、実はだんだん大きくなり、しっかりとした種になると、たくさんの冠毛(わたげ)がのび、風に乗って運ばれていきます。

    • 2.イロハモミジ

      イロハモミジ

      イロハモミジ

      花が咲いた後のイロハモミジの種を見つけました。

      イロハモミジ

      イロハモミジ

      だんだん大きくなって種もしっかりできると、くるくると舞い降ります。

      イロハモミジ

      イロハモミジ

    タンポポ、ツツジ、サツキ、カエデ、ハナミズキ・・・・。
    少年科学館に来て、花を見つけたり、種を飛ばしたりして遊んでみてください。
    ひかる